炊き出し!
炊き出し!
炊き出し!
あ、ども。渡哲也です。
むかーしむかーしの話…
オレが小学生の頃、近所に仲の良い男の子がいました。
その友達は「しゅうちゃん」と呼ばれている頭の良い子でした。
しゅうちゃんは反対交互で言葉がうまくしゃべれませんでした。
それでも心の温かいしゅうちゃんは皆の人気者でした。
しゅうちゃんと同じクラスだった小学2年生のこと。
しゅうちゃんはクラスの学級委員でした。
週に一度あった5時間目の「みんなでいろいろなことを話合う時間」に
その事件は起きたのです。
学級委員であるしゅうちゃんは話し合いの議長をしていました。
議題は忘れましたが、その日はいつもに増して白熱した討論が繰り広げられていました。
「手を上げて発表する」という第一のルールを忘れ皆が大声で意見を交わしていました。
しゅうちゃんは議長として必死にその場を沈めようと大声で皆をなだめていました。
そんな時です。
「しゅうちゃんは何言ってるかわかんないんだからだまってろよ!」
誰かわかりませんが、こんな言葉が教室に響き渡ったのです。
その言葉を皮切りに小学生特有の言葉の暴力が始まりました。
オレは大好きなしゅうちゃんに浴びせられた暴言に思わず席を立ち上がり
「やめろ!しゅうちゃんは反対交互だからうまくしゃべれないんだ!」
と顔を真っ赤にして言ったのです。
え?まさかの堀田?という状況に一瞬教室が静まり返りました。
その瞬間、今まで口を開かなかった先生が
「堀田くん!なんでそんなことを言うの!!そんなことを言ったら植松君(しゅうちゃん)が傷つくでしょ!」
勇気を出してオレなりの正義をかざしたつもりでした。
しかし先生は暴言を吐いた生徒ではなく、私を叱ったのです。
その後、オレは席に座り放心状態で考えていました。
その日の帰り道。
しゅうちゃんは「ゆうくん今日はありがとね」と優しい言葉をかけてくれました。
オレは悔しくて家に帰って泣いたのをはっきりと覚えています。
…あれから20年近く経ちました。
今でも、先生がオレを叱った理由はわかりませんが
先生が言いたかったことは少し理解できる気がします。
それは「オメぇに食わせるタンメンはねぇ」ってことです。
明日は久しぶりのカラオケの予定。
歌うぞー!!
ゆーちは良い曲ピンポイントで知ってるから最高やわ~
明日はおいらに歌わせてね
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